離婚裁判は夫婦だけの問題ではなく、夫婦の間に子供が居る場合は、子供の将来にも影響してきます。子供が安心して生活できる環境を確保する必要がありますから、夫婦の何方かが親権を得た後でも、夫婦で協力して子供に向き合う事が大切です。夫婦が離婚しようが、子供にとっては、父と母に違いはないので、しっかりと支える事が重要です。離婚裁判の時に親権者指定が行われますが、家庭裁判所の調査官が子供から直接話を聞くケースがあります。子供からすれば両親と一緒に暮らしたいのが当然ですが、父か母の何方が子供は良いのかを丁寧に聞きとりしていきます。子供への聞き取り調査は、非常にデリケートな話になるので、調査官は子供が傷つかないように、しっかりと配慮してくれます。この調査結果は裁判の材料にもなるので、親権者を最終的に決定する時にも活用されます。離婚裁判の途中でも夫婦の双方が納得すれば、和解する事ができますから、親権を何方かが譲る場合は、問題の解決が簡単になります。